サラリーマンが人を動かす極意・嫌われる話し方
・人に嫌われる話し方とは・・・
人と話していて、不快感を覚える人と楽しく感じる人がいることはあなたも経験上納得してもらえるだろう。
何故、不快感を覚えるのだろうか?
私は色々と考えてみた結果、不快感を覚える人には概ね以下の5つのどれかに当てはまると可能性が高いことが分かってきた。
・相手が興味がない話をずっと話している
・昔の栄光を話している(自慢話ばかりする)
・喜怒哀楽が激しい(突然怒り出す、突然泣き出す等)
・上目線で話す(人を小馬鹿にして話す)
・ネガティブな発言が多い
逆に、話していて楽しいと感じてもらうには、どうすればよいのか?それは、上記と逆のことをすればいいことになる。
・相手が興味のある話をする
・昔の失敗談を話す
・冷静に話す
・謙虚な目線で、敬意をもって話す
・ポジティブな発言を心掛ける
あなたはどう思うだろうか?
・人を動かす極意とは・・
私の友人の経験を紹介したい。あなたも同様の経験があるかもしれない。人を動かすためにはどうすればよいか?が分かるだろう。
部下・後輩を動かすために、今まで叱咤・激励してきた。しかし、彼らは期待するほどの成果をなかなか出さなかった。
「彼らの努力が足りないからだ・・・」
「叱咤・激励が足りないのだ・・」
「もっと課題を与えないとダメだ・・・」
と考え、更に強化してみたが、成果は挙がらなかった。何故?何故?何故?
ずっと悩み続けてた。ある時、部下・後輩に「怒られるから言われたことをただやっている。 怖いからやっている。たぶん評価されてない・・・」と言われているのを聞いた。
目からウロコが落ちた瞬間だった。彼らが悪いのではない、自分が悪いんだと気が付いた瞬間でもあった。
今まで、自分が叱咤・激励しないと、彼らはサボる。叱咤・激励しないと自分では成長できない。叱咤・激励するのが自分の役目だ。と確信していた。
しかし、圧倒的に欠けているものがあった。それは、彼らへの【期待】だった。正直、自分は今まで、彼らのことを信用していないし、能力も劣ると思っていた。そして【期待】など全くしていなかった。
彼らは、自分のそうした思いを敏感に感じ取っていたのだ。もし自分が上司・先輩にそのような態度を取られたら同様にモチベーションも上がらないだろう。これからは、彼らにまず【期待】しよう!!
上記のことは【ピグマリオン効果】といい、自分が期待されれば、相手はそれに応えようとする現象である。また、実証されている効果でもある。人を動かしたい方、是非参考にして欲しい。
「うな重」の選び方でお金を貯められるか・増やせるかが分かる!
あなたがランチに行った際に、
・うな重A 4000円
・うな重B 2500円
・うな重C 1500円
の3つしかなかった場合どれを選ぶだろうか?
あなたがもし「うな重B」を選択した場合は、店サイドの思惑に見事にはまってしまっている可能性が高い。店サイドは3つの選択肢の中で「うな重B」を一番売りたがっている場合が多いからだ。
本来であれば「うな重C」の1500円で満足を得られるところを、店サイドの思惑にはまってしまうことで「うな重B」の2500円を選び+1000円払うことになってしまっている可能性が高い。
価格帯が3つに分かれている場合、人は約6~7割の確率で真ん中の価格を選んでしまうそうである。
理由は、安い「うな重C」よりは、高い「うな重A」「うな重B」の方が品質は良いはずという思い込みが働く。一方で、一番高い「うな重A」に対しては、一番高いものは贅沢な気がするし、もしも失敗したら損失が大きいかもという心理が働いて敬遠する傾向がある。
また、一番安い「うな重C」に対しては、一番安いのを選ぶと貧乏やケチだと思われないかな?という世間体を気にする心理が働くためである。
選択肢が3つというところがポイントで、選択肢が多くなる(例えば4つ以上)とお客様は決断を迷い、最終的に決断できず売り上げが下がる。
逆に、選択肢が少なすぎて(例えば1つしかない。または、2つしかない)も比較が十分にできないということでやはり売り上げが下がるとのこと。
さらに、価格の付け方にもポイントがある。店サイドが一番売りたいと思っている「うな重B」の2500円は、一番安い「うな重C」と1000円のかい離がある(1500円-1000円=1000円)。一方、一番高い「うな重A」とは1500円のかい離となっている(4000円-2500円=1500円)。
高い方とのかい離(1500円)より安い方とのかい離(1000円)を少なくする(今回で言えば500円)方が売り上げが増えるそうである。
このように何も意識をしないと、自然とお金を使う方向に進んでしまう。自分で選択し決断したと思い込んだつもりでも、実は店サイドの思惑に陥ってしまっているのである。
毎回毎回の金額はそこまで大きくないかもしれないが、チリも積もれば山となるではないが、積み重なった金額はそれなりのものになるのではないだろうか?
その額を貯金に回していればと後悔しても後の祭りであるので、今後、選択肢が3つあった場合は、世間体等に惑わされることなく、本当に自分が望んでいるのもがどれなのかをしっかり考えた上で決断してみて欲しい。
サラリーマンにおける人間関係の大原則
・人間関係良化の大原則を理解し活用する
どのようなビジネスでも、生活でも、必ず自分以外の人間を相手にしなければならない。これを一般的には人間関係と呼んでいる。
人間関係が良化すれば問題ないが、悪化すると、非常にストレスになる。サラリーマンにおける退職の一番の理由が「人間関係」とあるくらい、あなたも含めて多くの人を悩ませている。
逆に言えば、「人間関係」が上手くいけば、あなたも含めた多くの人の悩みを大きく減らすことができる。では、「人間関係」を上手くするにはどうすれば良いだろうか?
当然「相手」を理解しなければならない。では、「相手」の何を理解すればよいのだろうか?
私が思うには、
・価値観(何を大事にしているのか?)
・信条(信じているのか?)
・先入観(何に反発しどんな傾向があるのか?)
・自己評価(自分をどう思っているのか?)
・信頼(どういう人間を信用するのか?)
・希望(人生・仕事に何を望んでいるのか?)
の6つは最低限必要なのではないかと思っている。
これを理解するとどうなるのか?
・価値観や信条を傷つける言動は避けることができる。
・反発を受けることなく信用を得ることができる。
・自我を満たすための提案をすることがでる。
これができる相手をあなたは嫌うだろうか?恐らく大半の人があなたに好意を持つのではないだろうか?そう思うのであれば、あなたも相手に同じ事をしてあげてみまよう。
実践するのは難しい。出来るようになるまでも多くの時間を要するだろう。しかし、それだけの価値があるとは思わないだうか?
・上司・先輩に好かれる部下・後輩を演じることができる
先日、ある経営コンサルタントの方にお会いした際に、上司・先輩に好かれる部下・後輩の条件を聞いた。
1)叱ってもへこたれない、すねない人
2)無理・不可能です・出来ませんと言わない人
3)どんな仕事でも快く受け入れる人
とのことである。
確かに、自分が上司・先輩の立場だとしたら分かる気がする。
・部下・後輩の為に注意しているのに、へこたれたり、すねたりする。
・部下・後輩なら出来ると思っているから依頼した業務であるにも関わらず、「無理」「不可能」「できない」と言われる
・ちょっとした雑用を頼んだ時に嫌そうな顔をする
このような対応を取られてしまったら、いくら上司・先輩が人間的に出来ていても、あまり良い思いはしないだろう。
また、最も部下・後輩にとって致命的なのが、その上司・先輩の信頼が一気に崩れてしまうことである。信頼こそが人間関係・ビジネスマンの基本である以上致命的ではないだろうか?
あなたは、好かれた部下・後輩の条件を満たしているだろうか?