優秀なサラリーマンの条件 4
・『既にご存知だとは思いますが・・・』の効果
会議で相手に話を聞いてもらいたいとき、会議で相手に好意を得たいときに絶大な効果を発揮する言葉がある。
それは、「既にご存知だとは思いますが・・・」である。もしあなたが会議の場で、
「○○さんなら既にご存知だと思いますが・・・・」と言われたらどうだろうか?
仮に知らないことであったとしても、「いえ知りません」とは言い難くはないだろうか?その結果、その人の話を真剣に聞いて理解しようとしないだろうか?
また、知っている・知らないを問わず、そう言われたら自分のことを高く評価してくれているんだとも思わないだろうか?
自分を高く評価してくれる人に対してあなたは好意を持たないだろうか?
これだけこのフレーズには威力があるのである。もしあなたの周りにそういう人間がいたら、上記を意識している可能性が高い。
逆にあなたが相手に好意を持たれたいのであれば、このフレーズを使用することをおススメする。
・競争優位を築くために考えることを知っている
ビジネスにおいて、競争優位を築くことは勝利の定石と言われて久しい。では、競争優位を築くために考えなければならないことは何だろうか?
今更ながらではあるが、M・E・ポーター教授によると、
1)コスト面で優位に立つ
2)コスト以外で差別化する
3)特定領域に特化する
の3つを考慮する必要があると言っている。
1)コスト面で優位に立つ
これは、文字通り、競合より低いコストで顧客に商品等を提供するということ。 当初は赤字を覚悟し、大量生産等を行うことで、最終的には利益に持っていく方法。
2)コスト以外で差別化する
これは、自社商品等に、競合が出来ないような付加価値等を付けること。独自技術、ブランド、性能等が挙げられる。
3)特定領域に特化する
これは、特定の市場・商品・地域等の限られた領域に経営資源を集中すること。これにより、ターゲットを広くした競合に比べて効率的に事業を遂行することが可能となる。
この考え方は、大企業、中小企業、個人企業全てに当てはまり、製造業、サービス業、投資業等の全ての分野にも当てはまる。是非、今のあなたのビジネスについても考えてみて欲しい。