「うな重」の選び方でお金を貯められるか・増やせるかが分かる!
あなたがランチに行った際に、
・うな重A 4000円
・うな重B 2500円
・うな重C 1500円
の3つしかなかった場合どれを選ぶだろうか?
あなたがもし「うな重B」を選択した場合は、店サイドの思惑に見事にはまってしまっている可能性が高い。店サイドは3つの選択肢の中で「うな重B」を一番売りたがっている場合が多いからだ。
本来であれば「うな重C」の1500円で満足を得られるところを、店サイドの思惑にはまってしまうことで「うな重B」の2500円を選び+1000円払うことになってしまっている可能性が高い。
価格帯が3つに分かれている場合、人は約6~7割の確率で真ん中の価格を選んでしまうそうである。
理由は、安い「うな重C」よりは、高い「うな重A」「うな重B」の方が品質は良いはずという思い込みが働く。一方で、一番高い「うな重A」に対しては、一番高いものは贅沢な気がするし、もしも失敗したら損失が大きいかもという心理が働いて敬遠する傾向がある。
また、一番安い「うな重C」に対しては、一番安いのを選ぶと貧乏やケチだと思われないかな?という世間体を気にする心理が働くためである。
選択肢が3つというところがポイントで、選択肢が多くなる(例えば4つ以上)とお客様は決断を迷い、最終的に決断できず売り上げが下がる。
逆に、選択肢が少なすぎて(例えば1つしかない。または、2つしかない)も比較が十分にできないということでやはり売り上げが下がるとのこと。
さらに、価格の付け方にもポイントがある。店サイドが一番売りたいと思っている「うな重B」の2500円は、一番安い「うな重C」と1000円のかい離がある(1500円-1000円=1000円)。一方、一番高い「うな重A」とは1500円のかい離となっている(4000円-2500円=1500円)。
高い方とのかい離(1500円)より安い方とのかい離(1000円)を少なくする(今回で言えば500円)方が売り上げが増えるそうである。
このように何も意識をしないと、自然とお金を使う方向に進んでしまう。自分で選択し決断したと思い込んだつもりでも、実は店サイドの思惑に陥ってしまっているのである。
毎回毎回の金額はそこまで大きくないかもしれないが、チリも積もれば山となるではないが、積み重なった金額はそれなりのものになるのではないだろうか?
その額を貯金に回していればと後悔しても後の祭りであるので、今後、選択肢が3つあった場合は、世間体等に惑わされることなく、本当に自分が望んでいるのもがどれなのかをしっかり考えた上で決断してみて欲しい。