サラリーマンが節約だけではお金が増加しない理由!金持ちが節約を重視しない理由!
マネー雑誌やマネーのサイトで相変わらず人気のコーナーに「節約」がある。
・食材の安売りを購入することによる食費削減
・激安レシピを真似することによる食費削減
・風呂の残り湯利用、電機つけっぱなし禁止による水道光熱費の削減
・カードを作ってポイントを貯める
・コンセントを抜くことで待機電力の削減
等々、いまだに各種メディアで特集が組まれ、不動の人気を誇っている。
そんな状況にも関わらず、金持ちになる人が節約に興味を持たない理由は大きく2つある。
1つ目は、節約は価値を増やさないからである。金持ちになるためには価値を増やす必要がある。ここでいう価値を増やすというのは、「新たに現金を産むかどうか?」ということである。金持ちになるということは、将来にわたって新たに現金を産む(稼ぐ)こと、更には、その新たに産み出す現金をどんどん増やすことによって実現することができるのである。
このような考え方こそが金持ちになるために必要な考え方であり、金持ちが更に金持ちになっていく理由でもある。
一方で節約と言うのは、出て行くお金を減らしているだけで、新たにお金を産んでいるわけではないのである。
このように金持ちになる人はお金を新たに産み出すことと節約でお金を出て行くことの違いをしっかりと理解しているのである。
2つ目は、節約だけでは金持ちになることは厳しい。つまり、どれだけ頑張ったとしても、収入の範囲以上の効果を得ることができなく上限が決まっていることが挙げられる。
新たな現金を産み出すことは上限が無く理論的には無限に可能であることに対し、節約による効果は収入の範囲内と限定され、同じ労力を使ったとしてもレバレッジの効き方が違うのである。
同じ労力を使うのであれば、効果が高い方を選ぶのが金持ちの共通点である。また、補足であるが、金持ちになる人は、節約の方が新たに現金を産み出す方法を考えたり、実践したり、検証したりするよりも楽であると思っている。我慢は必要であるが、楽だからという理由で避ける金持ちも多い。
なお、ここで混同しないで欲しいのが、節約が全く無意味と言っているわけではない。お金持ちになるためには、新たにお金を産み出すことは必須であるが、それを全て使ってしまってはお金を残すことはできない。そのような意味で、お金を残すということを節約と言うのであれば、節約も大切なことである。
また、投資をするにせよ、事業をするにせよそのための資金がある程度は必要である。そのような資金を貯めるためには当然節約をして貯める必要がある。そのような意味でも節約が全く無意味というわけではない。その点は誤解なきようお願いしたい。