優秀なサラリーマンの条件 2
・他人の性格は変えられないことを知っている
あなたがどんなに優秀であっても、お金があっても、名声があっても他人の性格を変えることは非常に困難である。
部下・同僚・友人・パートナーの直したいと思っている性格を考えてみてほしい。そしてその性格を変えることが可能かどうか考えてみてほしい。
恐らく非常に困難ではないだろうか?優秀なサラリーマンはその点を認識している。では、優秀なサラリーマンはどうするだろうか?
方法は恐らく2つある。
・自分の態度を変えてその人に合わせる。
・その人の性格ではなく考え方を変える
優秀なサラリーマンは、自分の態度を変えるだけで、その人への大半の問題が解決することを知っている。更に、自分の態度を変えた方が、時間的にも精神的にも負担無く解決できることを知っている。
また、性格を変えるのではなく、その人が持っている考え方を変えれば、大半の問題が解決することも知っている。
その人の問題は性格にあるのではなく、考え方に問題があり、考え方を変えるほうが、
はるかに負担が少ないことを知っているのである。
・優秀なサラリーマンの部下への考え方
優秀なサラリーマンと普通のサラリーマンの部下への考え方は違う。優秀なサラリーマンは、部下を自分より優秀な人間に育てようとする。また、自分の周りに自分より優秀な人間を集めようと努める。
一方、普通のサラリーマンは、自分が一番であり、部下よりも自分が優秀であると思っている。部下が自分よりも優秀になり、意見等をされようものなら、他部署へ出したり、左遷させたりしてしまうのである。
最悪の場合は、部下の能力に嫉妬してしまったりしてしまう。では何故、自分より優秀な人間を集める方が、優秀なサラリーマンなのだろうか?
理由は2つある。
1つ目は、色々なアイデア・解決方法等の自分では思いつかないようなものが出てくるし、自分ひとりで行うよりも、遥かに生産性の高い業務が可能となることである。
2つ目は、自分より優秀な人間をまとめる力が求められることである。これは、非常に難しいことであり、当人に余程の人間力等が無ければ出来ないことだ。
優秀なサラリーマンは、自分1人でできる限界などたかが知れていることを知っている。よって、周りに優秀な人間を集めたり・育てたりすることに注力し、自分自身も成長させることにも注力しているのである。